SNSで集客のコツ3選

近年スマートフォン利用者の増加によって、SNSでの発信が増えています。趣味や娯楽での利用だけではなく、企業による集客目的での利用も増加傾向です。本記事では、SNSでの集客のコツ3選を紹介します。SNSでの集客のコツが分かれば、さまざまなビジネスを成功できるでしょう。詳しく解説していきます。

運用するSNSのターゲットの特徴を掴む

SNSで集客する際は、はじめに運用するSNSのターゲットの特徴を掴みましょう。SNSによってユーザー層が異なるので、ターゲットとマッチするか事前の確認が必要です。SNSごとのターゲットの特徴は以下のとおりです。

年齢 性別 目的
LINE 20~30代 女性 メッセージ
Twitter 10~20代 女性 トレンド
Instagram 10~20代 女性 トレンド
Facebook 30~40代 男性 ビジネス
YouTube 10~20代 男性 エンタメ

上記からわかることは、SNSの利用は若者が中心ではありますが、少しずつ層が異なることです。そのため、ターゲットや目的が決まっていないと、どのユーザーにもメッセージは届きません。どのようなユーザーに、どのような内容を届けたいのか事前に決めておきましょう。

運用するSNS媒体に合った内容にする

ターゲットが決まり、SNSのアカウントも作成できましたら、媒体に合った内容で運用しましょう。SNSごとに向いている運用方法は、以下のとおりです。

  • LINE:購入促進
  • Twitter:情報発信
  • Instagram:写真映え
  • Facebook:経営者へのアプローチ
  • YouTube:視覚的訴求

SNSはそれぞれ性質が違うため、理解した上で活用しましょう。SNSの性質を理解せずに運用すると、「商品の売り込みが強い」「ホームページへの誘導が多い」と、ユーザーに嫌悪感を抱かせてしまいます。また、複数のSNSを活用する場合は、すべての媒体を同じ方法で運用するのではなく、SNSの性質ごとに使い分けましょう。

コンセプトをしっかりと定める

運用するSNSや運用内容が決まりましたら、コンセプトを定めます。おすすめは、商品やブランドのコンセプトに合わせる方法です。ファミリー向け商品であれば「快活」に、ビジネスマン向けのブランドであれば、「スタイリッシュ」などと決めると良いでしょう。コンセプトを決めておくと、効率的に集客できるだけではなく、問題があった際に改善しやすくなります。また、並行してトーン&マナーを意識すると、方向性がブレにくくなるのでおすすめです。SNS集客を軌道に乗せるためには、ビジネス内容にあったコンセプトを決めましょう。

SNSで集客の成功事例

SNSでの集客のコツ3選がわかりましたら、続いては、SNSでの集客の成功事例を紹介します。内容ごとに紹介していますので、計画しているビジネスと当てはまるものを参考にしてみましょう。また、下記で紹介している企業や、他SNS集客が成功している企業のSNSを実際に見てみることをおすすめします。

飲食店

飲食店では、「Shake Shack」「キルフェボン」「Eggs ‘n Things」などが、Instagramでの集客に成功しています。映えるメニューをInstagram上に更新することで、「映え」や「トレンド」に敏感な層へのアプローチが可能です。食欲をそそるようなメニューや、お洒落な店内などの写真を更新すると、拡散されて来客数の増加が見込めます。他にも、Twitter・Facebook・YouTubeなどで、飲食店の情報を発信することが可能です。ただし、テキストや写真などの投稿方法などは、店舗の特性に合わせましょう。

ホテル・旅館
ホテル・旅館では、「ホテルニューオータニ」「ホテルオークラ東京ベイ」などが、SNSでの集客に成功しています。旅行者やビジネスマンなどに向けて、ホテルの特徴や魅力を発信していました。SNSを複数活用して幅広い層へアプローチしたり、Twitterではテキストと写真によってわかりやすく情報発信したりしています。最近では、ホテルや旅館側からのアプローチだけではなく、人気のインフルエンサーの影響力も活用できます。インフルエンサーを客室に招待して、館内の様子や料理をSNSにアップしてもらうことが可能です。そこから、来客数の増加が見込めます。

リゾート

リゾートでは、「星野リゾート リゾナーレ 八ヶ岳」「志摩地中海村」などが、SNSでの集客に成功しています。色鮮やかな写真や動画を、InstagramやTwitterに更新していました。フォトジェニックな景色や観光地が更新されていて、「訪れてみたい」という気持ちにさせます。また、テレビでも頻繁に紹介されているので、その情報をTwitterで紹介してPR活動にも繋げていました。SNSだけではなく、テレビや雑誌の情報発信も可能です。

フェス・イベント

フェス・イベントでは、「肉フェス」「味の素スタジアム感謝デー」などが、SNSでの集客に成功しています。YouTubeやTwitterなどで、イベントの特徴や魅力を発信していました。「肉フェス」はYouTuberによって、写真やテキストでは伝わらない臨場感をユーザーに届けています。また、Twitterはハッシュタグを付けることで、イベント参加者はリアルタイムでの発信が可能です。イベント主催者側は、参加者のリアルな声が聞けるので、次回イベント開催の参考にできます。

セミナー

セミナーもSNS集客が可能で、多数の企業が成功をおさめています。セミナーのターゲットはビジネスマンなので、ビジネス層が多く利用しているFacebookでの集客が人気です。Facebookはイベントページが作成できるので、参加を促しやすくなっています。また、Facebookは実名登録が基本なので、信頼性の高さが特徴です。信頼関係のあるフォロワーが多い場合は、セミナーの集客が簡単にできるでしょう。他にも、Facebookだけではなく、ターゲットによってはSNSと並行して、メルマガを活用すると集客に効果的です。

まとめ

今回は、SNSでの集客方法の基本を紹介してきました。コツをおさえておくと、集客の失敗を防げたり、来客数を伸ばせたりするでしょう。また、成功事例は真似できる内容のものが多いので、参考にすることをおすすめします。これからSNSで集客をはじめる予定の方は、ぜひ参考にしてみてください。