国内月間3,300万人(2019年6月時点)の利用者がいるInstagram。
最近では企業がアカウントを持ち、広告プラットフォームとしても活用が広がっています。
本記事ではInstagram広告の種類から出稿サイズ、人気のストーリーズ広告の特長について、解説します。Instagram広告に興味はあるけど、どんなことが出来るのか?Instagramでよく広告は見るけど、どんな種類があるのだろう?という方は参考にしてみてください。
「Instagram広告」とは
Instagramのフィード、ストーリーズ上に自社の商品やサービスの広告を配信できるサービスです。テキストというよりは画像や動画をメインに使用したビジュアル重視の広告となります。
そんなInstagram広告では、主に「フィード」「ストーリーズ」「リール」「発見タブ」という、4つの配信面で配信することができます。それぞれの配信面によってユーザー層や特長が異なるので、各特長を理解して目的に合った広告を準備する事が大切です。
▼フィード
フィード(タイムライン)とは自分がフォローしているアカウントの写真や動画のリストのことです。
もっとも一般的な表示形式であり、他の配信面に比べて以前からあるため、使い慣れている人も多いでしょう。フォローしているアカウントの投稿の合間に広告が表示されます。
▼ストーリーズ
24時間限定で表示される写真や動画が投稿され、ホーム画面上部から閲覧することができます。
フォローしているアカウントの投稿の合間に掲載され、縦長のフルスクリーン広告として表示することができます。
▼リール
リールとは、Instagramに搭載された15秒から60秒のショート動画を閲覧、投稿する機能です。
ストーリーズに表示される広告と同様に、縦長のフルスクリーンで広告表示がされることに加えて、「いいね」やコメント、保存・シェアもできます。
Instagramに備わっていた「ストーリーズ」機能とも一見似ていますが、ストーリーズとは違って24時間で投稿が消去されることはありません。
▼発見タブ
Instagramの発見タブをクリックすると、フォローしている人や「いいね!」した投稿などに基づいて、「まだフォローしていない」アカウントがシェアしたコンテンツが表示されます。そのため、ユーザーごとにカスタマイズされ、ユーザーが興味をもっている関連の広告を表示することができます。
Instagram広告の種類別サイズ一覧
それでは4つの配信面を理解したところで、次に広告の種類とサイズ、形式について解説します。
Instagram広告には、主に「写真広告」「動画広告」「カルーセル広告」「コレクション広告」の4種類が存在し、それぞれ規定が異なります。
▼写真広告
写真・画像1枚で構成される、最もポピュラーかつシンプルな広告です。1枚の魅力的な写真・画像を投稿することで、ブランドのメッセージを伝えることができます。
<広告規定>
推奨画像のファイル形式:jpg/png
最大サイズ:30MB
アスペクト比:正方形 1:1、横型 1.91:1、縦型 4:5
ピクセル数:正方形 最小600×500px、横型 最小600×315px、縦型 最小600×750px
テキスト数/配分:125文字/20%
キャプションの最大文字数:2,200文字
▼動画広告
ビジュアルや音、動きといった動画を表示できます。写真だけでは十分に伝えることが出来ない躍動感のある広告を配信出来ることができる点が魅力です。
<広告規定>
推奨動画のファイル形式:MP4/MOV
最大サイズ:4GB
アスペクト比:正方形 1:1、横型 1.91:1、縦型 4:5
動画の長さ:最大60秒
テキスト数/配分:125文字/20%
キャプションの最大文字数:2,200文字
▼カルーセル広告
一つの広告で最大10個の画像・動画を載せることが可能であり、それぞれに異なるリンクを付けることができます。スワイプすることで広告全体を閲覧することができるため、複数の商品やサービスを紹介したいときや一つの製品を様々な角度から紹介したいときに便利です。
<広告規定>
推奨画像/動画のファイル形式:画像jpg/png、動画MP4/MOV
最大サイズ:画像30MB、動画4GB
アスペクト比:正方形 1:1、横型 1.91:1
ピクセル数:正方形 最小600×500px、横型 最小600×315px
テキスト数/配分:125文字/20%
キャプションの最大文字数:2,200文字
▼コレクション広告
カタログ形式に商品やサービスを表示することが可能であり、1つのページで複数の商材について訴求ができます。商品の発見から詳細確認、購入まで一つの広告内で行うことができるため、ユーザーの購入率アップに繋がります。
<広告規定>
推奨画像/動画のファイル形式:画像jpg/png、動画MP4/MOV
最大サイズ:画像30MB、動画4GB
アスペクト比:正方形 1:1、横型 1.91:1
ピクセル数:正方形 最小600×500px、横型 最小600×315px
テキスト数/配分:125文字/20%
キャプションの最大文字数:2,200文字
Instagram広告を動画で出す際の特徴
Instagramでは、他SNSに比べて動画が視聴されやすい傾向があります。
各配信面で広告配信することが出来る動画ですが、動画広告として表示する際の特徴について、
見ていきましょう。
▼無音でも情報が伝わる広告にする
Instagramを使用するユーザーはスマートフォンでの利用がメインとなり、使用場所としても様々です。
通勤や通学といった音声を出せない状況も想定して、音声が無くてもユーザーに商品・サービスの魅力が伝わるようにすることが大切です。そのため、音声による訴求ではなく、テキストや動きの視覚的な情報を使って訴求するようにしましょう。
▼配信面に応じた動画サイズの設定する
フィード広告には1:1の正方形、ストーリーズ広告には9:16の縦型のように、各配信面で有効なサイズが異なります。配信面に応じたサイズ設定をすることで、一般のユーザーの投稿に馴染むことが出来て、より自然な広告としてユーザーに見てもらえます。
Instagram広告のまとめ
本記事では、Instagram広告の特徴や種類、サイズについて解説してきました。Instagramは今後も利用者の増加等からビジネスでの利用の増加も想定されます。
今回の記事を参考にして、Instagram広告の特徴を理解した上で、自社のサービスや商品をInstagramを上手く活用して効果的にアピールしていきましょう。