2021年、初めてWEB広告費はテレビ、新聞、雑誌、ラジオの4マスメディアを超えました。WEB広告の市場は急速に拡大しつつあるのです。今回の記事では、2021年のWEB広告市場についてと2022年5月最新!WEB広告の種類別解説を行っていきます。ぜひ、参考にしてください。

2021年のWEB広告の市場について

株式会社電通の調査によると、日本における2021年の総広告費は6兆7,998円でした。

画像引用 https://unique1.co.jp/column/ads/4821/

その中でもインターネット広告費(WEB広告費)が占める割合は2兆7,052円でした。一方、4マスメディア(テレビ、新聞、ラジオ、雑誌)の広告費は2兆4538円であり2021年は初めてWEB広告費が4マスメディアを上回る広告費となりました上記のデータを見てもWEB市場は急速に拡大していることが分かります。WEB市場の中ではとくにSNS広告と動画広告の成長が著しいです。

  • SNS広告→広告費7,640億円
  • 動画広告→5000億円超え

SNS広告と動画広告の成長が著しい理由としては、ユーザーが商品購入時にSNSを利用してリサーチを行うことが多いこと、コロナに伴うお家時間の増加で動画視聴時間が伸びていることに関係があるようです。いまだ、地方の会社はWEB広告への予算が少ない傾向にありますがこれからネット社会が進むとますますWEB広告の需要は高まっていくことが予測されます。

参考データ 株式会社電通2021年 調査レポートhttps://www.dentsu.co.jp/news/release/2022/0309-010503.html

おすすめのWEB広告媒体一覧まとめ

「WEB広告ってどんなものがあるの?」「WEB広告のおすすめってなに?」と考えている広告担当者の方も多いのではないでしょうか?そこでここからは、おすすめのWEB広告について解説していきます。

Google広告

Google広告とは、世界的に有名な検索エンジンGoogleで配信される広告のことです。配信先は様々で検索ワードに合わせて広告表示されるリスティング広告やGoogleのサイトやアプリの広告枠に表示されるディスプレイ広告、動画広告などがあります。Google広告では、世界的にも人気の検索エンジンなので高いリーチ獲得と独自の情報を駆使した多彩なターゲティングが可能です。数千円と少額から広告運用を始められるのもGoogle広告の魅力です。Google広告は、「人気の検索エンジンを利用することで高いリーチを獲得したい」、「詳細なターゲティングで商品購入を確実に促したい」という方におすすめできる広告と言えます。

ヤフー広告

ヤフー広告とは、検索エンジンヤフーで検索した語句に合わせて表示される検索広告、ヤフーのサイトやアプリの横側に表示されるディスプレイ広告のことを指します。検索語句に合わせた広告では、検索語句に関連する広告が表示されるのでコンバージョン率、WEBサイトへの流入を増やせるのが特徴です。ヤフーサイトの広告枠に広告が表示されるディスプレイ広告では、ユーザーに自然な形で広告を見てもらえるのが魅力です。ヤフー広告の検索広告では、クリックされた回数によって広告費用が決まる仕組みです。そのため、クリックを複数回やっても利益が出やすい高額商品との相性が良いです。
たとえば、有料の高額オンラインサロン、高額美容医療などです。ヤフー広告の検索広告は、「商品購入意欲が高いユーザーにアプローチしたい」、「高額商品を売りたい」と考える企業におすすめの広告です。一方、ヤフー広告のディスプレイ広告は「商品の認知度をあげたい」「自社ブランディングを考えている」企業におすすめの広告です。

Facebook広告

Facebookとは、自分の近況を写真や動画を使ってシェアできるとビジネスマンから人気のSNSです。Facebookは、実名で登録している人が多く個人情報の登録制度が高いため詳細なターゲティングが可能です。また、FacebookはFacebook独自のユーザーIDをもとにユーザーの行動を追うことができるためスマホやPCなどのデバイスに関わらずユーザーの購読を正確にトラッキングすることができます。他のSNSと違いビジネスマンの登録が多いのも特徴で、ビジネスマン向けのオンラインサロン、転職サイト、スーツなどの商材と相性が良いです。Facebook広告は、「ビジネスマンに向けて商品を売りたい」、「ビジネスマンの認知度向上を図りたい」と考える企業におすすめの広告です。

Instagram広告(インスタ広告)

Instagram広告(インスタ広告)とは、写真や動画が誰でも掲載できると人気のSNSであるInstagram(インスタ)に掲載される広告のことです。Instagram(インスタ)は、個人情報を細かく入力するFacebookが親会社のため詳細なターゲティングができるのが特徴です。利用者層の7割は10代〜20代の男女であり、若者におすすめのファッションECサイト、美容品、サプリメント、アプリなどの商材との相性が良いです。予算も自分で細かく設定が可能で、安価な値段から広告配信が可能です。「10代~20代に商品を売りたい」、「安価な広告媒体を探している」という方におすすめの広告です。

LINE広告

LINE広告とは、高い知名度を誇るSNSであるLINEで配信される広告を指します。一言にLINE広告といっても配信先は様々で、LINENEWS、LINEマンガ、LINEショッピングなど様々な場所でユーザーの特徴に合わせた広告配信が可能です。LINEでは、アプリを使いながらユーザーがどのようなものに興味を持ち、どのような行動を取っているのかを見て詳細なターゲティングができます。相性の良い商材としては、多くのユーザーが気軽に安価で購入できるゲーム、マンガ、化粧品、ファッションなどがあります。宗教や、ギャンブル等の広告は配信できないなど広告審査は厳しい傾向にあります。LINE広告は、「知名度の高いLINEを利用し多くのリーチを獲得したい」、「エンタメ、化粧品、ファッション用品などを販売したい」という企業におすすめの広告と言えます。

Indeed広告

Indeed広告とは、求人特化型の広告です。Indeed広告では、求人を無料で掲載することができます。有料広告でお金を支払うと、目立つところに求人を載せることができ求人確率がアップします。Googleにも評価されている広告で、求人を探す人が求人内容をGoogleで検索にかけると上位に表示されることが多いのも特徴です。Indeedの有料広告はクリック課金制なので無駄な広告予算を抑えつつ効果的に求人広告を載せることが可能です。「求人を考えている」、「安く求人広告を載せたい」と考えている方におすすめの広告と言えます。

スマートニュース広告

スマートニュース広告とは、月間ユーザー2000万人のユーザーがいる大人気アプリスマートニュースの横に表示される広告です。広告を出稿すると、通常のニュースの間に広告が流れるのでユーザーに広告感を抱かせず自然な形で広告を見てもらえるのが特徴です。スマートニュースでは、あらゆるニュースが配信されておりターゲティングも可能なのであらゆる商材の広告と相性が良いです。「積極的なユーザーに広告を見てもらいたい」、「自然な形で広告を配信したい」と考える方におすすめの広告と言えます。

TikTok広告

TikTok広告は、日本国内のアクティブユーザーが950万人を超える大人気動画配信アプリです。10代〜20代の若者のアクティブユーザーが多いのが特徴で、ダンス、ダイエット、筋トレ、美容などのジャンルの人気が高いです。TikTok広告では、ユーザーの心に刺さる動画を作ることができれば拡散機能で多くのユーザーのリーチ獲得を期待できます。「若者向けの商材を売り出したい」、「ユーザーに広告感を抱かせず自社商品を知ってもらいたい」と考える方におすすめの広告です。

Linkedin(リンクトイン)広告

Linkedin(リンクトイン)とは、アメリカ発祥のビジネス特化型のSNSです。いまだ、知名度は低い状況がありますが日本のユーザーは200万人を超えており企業の採用機能もついているのが特徴です。LinkedIn(リンクトイン)では、ユーザーの所属している具体的な企業名、仕事内容、学歴、経歴を詳細にターゲティングして広告を配信することができます。そのため、BtoBの商材を効果的に広告することが可能となり高いコンバージョンを期待できます。また、最低出稿金額が定まっていないので安い金額から広告配信が可能です。「ビジネスマン向け商材を販売したい」、「BtoBの商材を企業向けに売り出したい」という企業におすすめの広告と言えます。

Tver広告

TVer広告とは、大人気動画配信サイトTVerの動画を見ている際に流れるスキップができない仕組みの広告を指します。TVer広告は、YouTubeの広告のように広告をスキップすることができません。そのため、確実に広告を見てもらえ確実なリーチが獲得できるというメリットがあります。また、TVerでは動画の視聴内容に合わせて広告動画を配信するのでユーザーに広告に対して嫌悪感を抱かせにくい状態で広告配信が可能です。「確実なリーチを獲得したい」、「ターゲティングを行い自然な形で広告を配信したい」と考える企業におすすめなのがTVer広告です。

まとめ

  • WEB広告市場は確実に大きくなっている
  • 2021年初めてWEB広告は、4大マスメディアを超える広告予算を獲得した
  • WEB広告の媒体としては、Google、Facebook、LINE、Instagramと様々なものがあるが相性の良い商材やターゲット層は様々である。

今回は、WEB広告市場とおすすめのWEB広告について解説してきましたがいかがだったでしょうか?WEB広告は、詳細なターゲティングを行いユーザーの興味をそそる内容を作ることができれば高い広告成果を期待できる媒体です。みなさんも、広告媒体に合わせた広告出稿で広告成果アップを狙いましょう。自分で広告作成が難しければ広告運用会社に依頼するのもおすすめです。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。