店舗集客を行う際によく使われるのがMEO対策です。普段あまりWebを使わない方には、何のことかわからないかと思います。そこで本記事では、MEO対策について紹介します。メリットや向いている業種などがわかるので、集客を軌道に乗せたいという方はぜひ参考にしてみてください。

MEO対策とは?

MEO対策とは、地図検索で上位を目指すことです。ローカル検索結果を最適化し、ユーザーの集客を目指します。店舗や地域のビジネスでは、重要なWebマーケティング施策の1つです。近年はスマートフォンの普及により、ユーザーの検索行動が変化しています。そのため、MEO対策は店舗ビジネスを中心に注目されている集客方法です。また、時間とノウハウがあればコストをかけずに施策ができる点も注目されています。

MEOのメリット・デメリットとは??

MEO対策にはいくつかのメリット・デメリットがあります。デメリットよりメリットの方が多いので導入をおすすめしますが、双方の内容を知ったうえで検討しましょう。この章では、MEOのメリット・デメリットを紹介します。

MEOのメリット

MEO対策のメリットは以下の通りです。

①MEO対策は自分でもできる!しかも無料で!

ポータルサイトに広告を掲載すると、コストがかかる恐れがあります。しかし、MEO対策は少ない予算ではじめることが可能です。Googleマイビジネスの登録やテキスト・画像の追加、コメントの返信などが無料になります。またHTMLコードの知識は不要で、自分で挑戦できるのも魅力です。独学でもノウハウを理解すればはじめられます。予算は少なく自分で比較的簡単に取り組めるので、初心者も気軽に対策できるでしょう。

②SEO対策より簡単!

SEO対策とはGoogle検索で上位表示させることです。自社サイトの認知度を拡大するために重要ですが、SEOは競合が多数存在するので上位表示させるのが難しいとされています。反対にMEO対策は近隣エリアの同業種から順位を勝てばよいので、難易度は下がるのが特徴です。このように地域が限定されているので、適切に行えば上位表示させやすいといわれています。

③口コミで集客をすることが可能

Googleマイビジネスに登録すると、口コミサービスがオープンします。口コミはどなたでも意見を投稿できる仕組みです。ユーザーは口コミ情報を参考にしながら検討するケースが多くあります。また、Googleが指標とする検索の関連性を高めるには、口コミや評価を増やすことが大切です。そのためには常連客に口コミの依頼をしたり、SNSやWebサイトで投稿を促したりできます。ただし、口コミ投稿の見返りを用意するとGoogleポリシーの違反になるので注意が必要です。

④比較される競合が少ない

検索システムで上位表示を目指す対策は、いくつものホームページやサイトから上位を勝ち取る必要があるため対策の難易度が上がります。しかし、MEOの上位表示される枠は3つなので、比較検討される競合が少ない点がメリットです。競合はターゲットの地域の店舗のみなので、いち早く対応することで検索上位を狙いやすいでしょう。このようにMEO対策は競合が少なく、難易度の低い状態で対策できるので初心者にもおすすめです。

⑤店舗の近くにいるユーザーへ来店訴求が可能!

外出先で身近な店舗を探すユーザーは、今すぐに来店に繋がる可能性があります。目的がはっきりしているので、店舗が見つかればすぐに来店に繋がるでしょう。MEO対策している店舗は、ユーザーにとって最も適した情報を表示してくれる便利なツールです。「場所+目的」と絞り込むと、今まで知らなかった店舗を知れます。そのため店舗情報や口コミ、メニューや店内画像など詳しく掲載していると問い合わせや予約、来店と次のアクションに繋がりやすいでしょう。

デメリット

MEO対策のデメリットは以下の通りです。

①MEO対策が向かない業種がある

Googleマップに登録する際は、店舗や会社の住所登録が必要なので実店舗を持っておかなければなりません。そのため、MEO対策はお客様とやりとりのできる飲食店や美容室、ジムなどに向いているのが特徴です。反対に店舗がなければ、MEO対策の効果をあまり感じられません。

②Googleの評価アルゴリズムの影響を受けることがある

Googleの評価アルゴリズムは、MEOではGoogleマップ上でプロフィールを上位に表示させる仕組みのことです。やみくもに検索されそうなキーワードを並べても、意味がありません。正しい情報を記載していないと検索結果に表示されない仕組みです。

③ユーザーの評価が影響する

口コミはどなたでも投稿できるので、悪い口コミが投稿される恐れがあります。そのため良い評価は新たなユーザーを呼びますが、悪い評価が重なるとユーザーを不安にさせるためリスクになるでしょう。評価への対応で大切なことは、経営者や従業員が常にお客様から評価されている自覚を持つことです。また、悪い口コミへの対応は誠実に返信し、他ユーザーに好印象を与える必要があります。このようにユーザーの評価がMEOに影響しますが、対策はあるので日頃からの心がけが必要です。

MEO対策は向かない業種とは??

MEO対策に向かない業種は店舗を知ってもらえないケースです。MEOは店舗まで来店してもらうことが目的なので、そのルートが絶たれている場合は向いていません。この章では、MEO対策に向かない業種を紹介します。

店舗をもっていない業種

先述のとおり、店舗をもっていない業種はMEO対策に向きません。なぜなら、MEO対策はあくまで実店舗のあるビジネスに必要な対策になるからです。実店舗に目を留めてもらい、足を運んでもらうことが目的になります。MEOに向いている業種は飲食店や病院、ホテルなどです。実店舗がない場合は、まずは店舗か事務所を持つようにしましょう。

リストが表示されない業種

リストが表示されない業種はMEOに向いていません。効果が出るのはGoogle検索をした際に、マップ枠が表示される場合です。MEO対策の狙いは上位に入り、ユーザーの視認性を高めることになります。そのためリストが表示されていなければ、見つけてもらうことはできないので、MEOには向いていません。

まとめ

本記事ではMEO対策について紹介しました。MEO対策とは、地図検索で上位を目指すことです。メリットとデメリットがあるので、双方を知ったうえで取り入れることをおすすめします。また実店舗がなかったりリストがなかったりする店舗は、MEOに向いていないので注意が必要です。店舗の集客を軌道に乗せたいという方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。