動画広告は、ユーザーに音声と動画でメッセージを伝えることで、興味を刺激し自社ブランディング、認知度向上、利益率アップに活用できます。
しかし、「動画広告を出したい」と考えつつも、「動画広告の活用方法が分からない」、「動画広告にはどのような広告効果があるのか分からない」とお困りの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、動画広告の種類と特徴、効果について分かりやすく解説していきます。
ぜひ、参考にしてください。
動画広告市場について
https://markezine.jp/article/detail/38162
サイバーエージェント社の調査によると、2021年の動画広告市場は昨年と比べて142.3％アップとなる4195億円でした。
また、動画広告市場はどんどん拡大しており2025年には一兆円の規模に上ると推測されています。
動画広告は、コロナを筆頭に進むDX化、ユーザーの動画視聴時間増加に伴い高い広告効果を期待できるマーケティング手法と言えます。
動画広告の種類と効果
動画広告の出稿を考えている方の中には、
「動画広告にはどんな種類があるのか分からない」、「動画広告にはどんな効果があるのか分からない」と考える方も多いのではないでしょうか？
そこでここからは、動画広告の種類と、種類別の効果について解説していきます。
インストリーム広告
↑YouTube上のインストリーム広告
インストリーム広告とは、動画の最初、間、最後に流れる動画広告を指します。
インストリーム広告で有名なのはYouTubeで、YouTube視聴時の最初や間、最後に流れている広告がインストリーム広告にあたります。
インストリーム広告は、スキッパブル広告とノンスキッパブル広告の2種類に分けられます。
・スキッパブル広告…広告動画を5秒見るとスキップが可能となる。ユーザーが30秒以上動画を視聴しなかった場合と、30秒以内に広告URLをタップしなかった場合は広告費用がかからない仕組み。
・ノンスキッパブル広告…広告動画をスキップできない仕組み。広告動画が1000回以上閲覧されると広告費用が発生する仕組み。
インストリーム広告の効果とは？
インストリーム広告は、動画で自社の情報を伝えられるため自社製品のイメージを体感的に伝えることできるため自社製品のブランディングが可能という効果があります。
また、インストリーム広告は最低でも5秒以上は広告を見てもらえる仕組みのため自社製品を知ってもらえる、認知度をアップできる効果があります。
インストリーム広告は、「認知度を上げたい」、「自社ブランディングを行いたい」際におすすめの広告です。
インリード広告
↑Twitter上のインリード広告
インリード広告とは、SNS（Instagram、Twitter、Facebook）やニュース、webページなどで自動再生される動画広告を指します。
インリード広告は、ユーザーが何か情報を得ようとしているときに広告が流れる仕組みです。
そのため、ユーザーに広告へ興味をもってもらいやすいという特徴があります。
インリード広告の効果
インリード広告は、ユーザーがSNSやwebサイトを見ている合間に挿入されます。
ユーザーが自身の行動を邪魔されずに広告が表示されインリード広告はユーザーに嫌悪感を抱かせず広告を見てもらえるという効果があります。
また、ユーザーが積極的に情報を得ようとしているときに広告が流れるので、広告の訴求効果が高いという効果もあります。
インリード広告は、「ユーザーへ嫌悪感を抱かせず広告を出したい」、「訴求効果の高い広告を出したい」という際におすすめです。
インバナ―広告
↑yahoo上のインバナー広告
インバナー広告とは、webページを開くと同時に再生されるwebページ周辺に挿入される広告を指します。
代表的なものとしては、yahoo!です。yahoo!を開いたときに再生されている動画広告はインバナ―広告にあたります。
インバナ―広告の効果は？
インバナ―広告は、webページを開いた瞬間に動画広告が再生されるため多くの人の目に触れやすく、多くの人へアプローチできる効果があります。
また、ユーザーの行動を阻害せず広告が再生されるのでユーザーに「邪魔」、「広告が嫌」と思わせず広告を出せるという効果があります。
インバナ―広告は、「多くのユーザーに広告へ嫌悪感を抱かせずにアプローチしたい」という際におすすめの広告です。
動画広告が出稿できる媒体とは？
動画広告が出稿できる媒体をまとめました。
●YouTube
●tiktok
●LINE
●その他
ここからは、動画広告ができる媒体の特徴について解説していきます。
YouTube
YouTube広告の特徴は、ユーザー数が多いこと、ターゲティングを細かく行えることです。
日本国内における利用者は6500万超えのYouTubeで広告配信を行えば高い効果を期待できます。
YouTube広告は「多くの人に自社製品を知ってもらいたい」、「細かくターゲティングしていきたい」際におすすめです。
Facebook広告の特徴は、30代〜50代のビジネスマンの利用が多いこと、ターゲティングを細かく行えるところです。
ビジネスマン向けの商品広告を出したい、BtoBの商品広告を出したい際にFacebookで動画広告を出稿すると認知度拡大、利益率アップを期待できます。
「ビジネスマンへ商品を売りたい」、「BtoBのコンテンツを販売していきたい」際はFacebookの動画広告を利用してみてはいかがでしょうか？
TikTok
TikTok広告の特徴は、10代から20代のユーザーが多いこと、ハッシュタグチャレンジ広告でユーザーと近い距離で広告を視聴してもらえることです。
流行を取り入れ、ユーザーが興味を持てる内容にできれば爆発的な広告効果を期待できます。
「10代〜20代の女性へリーチしたい」、「流行の商品を売りたい」という際にはTikTokを利用してみてはいかがでしょうか？
Instagram広告の特徴は、10代〜30代の女性が多く利用してること、ターゲットのアクション率が高いことです。
特に、ファッション、メイク、ネイル、料理などのジャンルでは高い広告効果が得られています。
「洋服やメイク用品を売りたい」、「アクション率高めの媒体で広告を出稿したい」場合はInstagram広告がおすすめです。
Twitter広告の特徴は、10代〜20代のユーザーが多いこと2次拡散には広告費が発生しないことです。
ユーザーが、リツイート機能で2次拡散したくなる広告を作れれば安い広告費で高い広告効果を得られます。
「10代〜20代へ広告を配信したい」、「広告費を安く抑えたい」という際にはTwitter広告がおすすめです。
LINE
LINEは、日本人のほとんどのユーザー(8800万人)の利用者しているツールです。
また、LINEマンガ、LINEニュースなどさまざまなコンテンツで広告配信が可能です。
そのため、多くのユーザーニーズに合わせた広告配信ができるという特徴があります。
「LINEのコンテンツを使ってさまざまな層へリーチしたい」際にはLINE広告がおすすめです。
その他
上記以外にも、下のサービスでも動画広告の出稿は可能です。
●Abema TV
●YDN
●GDN
まとめ
●動画広告は、ユーザーに音声と動画でメッセージを伝えることで、ユーザーの興味を刺激し自社ブランディング、認知度向上、利益率アップに活用できる期待のマーケティング手法である。
●動画広告の種類としては、「インストリーム広告」、「インバナー広告」、「インリード広告」がある。
●動画広告を出稿できる媒体として、「YouTube」、「Facebook」、「tiktok」、「Instagram」、「Twitter」、「LINE」がある。
今回は、動画広告の種類や効果について解説してきましたが、いかがだったでしょうか？
動画広告は、視覚と音で効果的に広告が可能です。
広告で成果を出したいと考える際はぜひ、動画広告をご検討ください。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました！